マップを歩く SELAGES AIM FACILITY!

2022-03-01 | By panta-beruhito | Filed in: Fortnite.

前口上

 
私は下手の横好きを絵に描いたような人物ですので、息子にキルされる度に「もっとうまくならなくては」と思い、さまざまな動画を見ては勉強しています。勉強する方法としては、私のような社会人にとってやはり「クリエで独り練習」が最適です。野良に出る覇気もなく、バトロワでキルされ続けてもなんの練習成果もあがらないのですから。
 
そういったこともあり、いろいろなメディアを探索しいろんなクリエイティブマップを探訪してきました。もちろんRaider464やTeodoh と言った王道マップを練り歩いたことは言うまでもありませんが、その道すがらマイナーながらも心惹かれるマップにいくつか出会いました。>>>

 
その共通点は「枯淡の美」であります。
それらのマップは、おそらく作成者が面倒になって後回しにしている領域やパーツが散見され、によって使いづらさが残余してたりするのですが、それがいい具合にマップの空気間とマッチしていたり、妙にチャーミングであったりするのです。
 
岡倉天心は

茶道の要義は「不完全なもの」を崇拝するにある。

 
と「茶の本」で述べております。私は上述のようなマップに出会うと、自分だけがそこに取り残されたような、あるいはそこを独り占めしているような感慨を覚え、本格的な練習はRaider464などの信頼感溢れるマップに赴きながらも、ときおり枯淡の風雅を残す数寄屋マップを散歩します。
 
 

SELAGES AIM FACILITY! by Selage

Map Code: 8679-4218-6519
フォートナイトを始めたての、Chapter 2 Season 2 のころ、もっぱら試していたのが「バトルラボ」でした。あるとき「クリエイティブモード」というところで練習が出来ることを知り、YouTubeで見つけたのがこのマップです。
Selage という人は他にも沢山マップがあり、(しかも同名の違うマップもあります)いずれも雰囲気が殺伐としてとてもいい感じです。
 

エントランスの風景。ブルックリン郊外にあるような赤レンガと鉄骨の工場のような空間。
いかにも精鋭部隊の人が隠れて特訓しているような雰囲気。
 
 
 

Pump to SMGへ

8つのコースがありそれぞれ個性豊かな練習空間になっています。今回訪れるのは Pump to SMG というエリアです。


武器選択エリアに散らばる食い散らかし。
今回初めて気付いたもの。殺伐とした印象がよい。
 
まず武器を選びます。無愛想な感じがとてもいいです。
入り口に入ると、▶アイコンが見えます。これを撃つことで特訓が始まる流れです。
 
 
しかしながら、撃っても風が吹くだけです。
 

昔ここに来たときは、ここにショッピングカートがあり、撃った時にショッピングカートがレールの上を往復で走る仕様でした。(下の図参照)

かつてはこのような動きでショッピングカートが往復していた。
 
今思えば追いエイムの練習なのですが、当時の私にはこれがなんの装置でなんのためにショッピングカートが右往左往しているのか見当がつかず、カートに乗って滑ってみたり、撃って壊してみたり、いろいろやってみたのですが結局わからずじまいで、「飾りかな」と思いました。
あまりにも無愛想な飾りなので、しばらく眺めてたりしていました。
 
最近このマップのことを思い出し、久しぶりに訪れたおり、このショッピングカートが消失していることに驚きました。他の装置(送風口)などは正常に稼働できる状態にありながら、カートだけが消えてしまっているため、現在では▶を撃つとレールに向かって風が吹く、だけの不可思議な装置になっています。
 
カートが消失してただ空間に向かって送風される空間に戸惑う様子。 初めて訪れる人は肝を抜かれるに違いない。
レール装置を反対側から検証する。 
 
 

その他のさまざまな特訓装置

あまりにもミニマルなエイム練習場 これに気付く人は少ないだろう。 
妙に体力を備えたセントリー こんな広い空間に据えられながら視界反応しか与えられていないので、横に行ったらこちらに気付かない。
上に上ってみる。 吹き抜けになっているので、眺めはとてもよい。 

 

今回の探索で新たに見つけた茶室

今回の検証散歩の中で以前きづかなかった不思議な空間を新たに見つけてしまいました。
上階の縁をうろうろしていると城壁の外側の中空に、茶室ほどの空間を見つけました。
この茶室空間への導線は上からも下からも存在していないため、部屋に入るためには降下建築を駆使しないといけません。
 
茶室内部からの展望。 遠くにある別のエリアの信号の装置類をのぞむ。
 

 

中空に茶室を見つけ、慌てて進入を図る様子。
内部に入り、つるはしで破壊を試みるも失敗する。

この空間はいったい何のためにつくられたのでしょうか。
ショッピングカートが無くなったことは以前より知っていたのですが、今回の検証で知らない場所が見つかって、とても嬉しく思いました。おそらくこの部屋の存在に気付いた人はそう多くは無いはずです。
問題はこの部屋がなんの目的でつくられていたのか、そしてドアも設けず解放している理由は。。。
 
考えてもわからないので、ついでに下に降りてみます。
 
まさに野ざらし。別の特訓セクションの外壁や関連装置類があらわになっている。 このまま建築して他のセクション領域に入り込む事も可能。 全体的にバリアフリーなマップである。
 

 

このようにどこにでも移動できる状態にあるため、フォートナイトを始めたばかりの私には、このマップ内で「オープンワールドとはこういうことを言うのか」と感じ入りました。
また、ここまでくると、エントランスに戻るのも大変なため、別の特訓をするときはその場所に直接建築で移動していました。
 
 

改めてショッピングカートエリアに戻る

 
ひとしきり散策した後ふと「そうだあの送風口に吹かれてみよう」と思い立ちました。
行ってみて、▶を撃ってみたら、
 
 
案の定、若干横に飛ばされました。
 
 
 

若干横に飛ばされて、それ以上の出来事が起きないため、
間をとりつくろう様子。

以上のように、Pump to SMG はかなり枯淡の域に達した空間と言えます。
このマップを作者はいつまで放置するのか、またアップデートするのか不明ですが、バトロワなどで疲れた時に心癒してくれる場所なので、無くなって欲しくない空間です。
 
最後に上の送風口に吹かれる様子を、別の角度から捉えた映像をお届けして筆を置きます。
ありがとうございました。
雄大なスケール感の中、送風口に飛ばされる様子。 

おまけ

上の動画で今回の一連の散策をノーカットで確認できる 
 


 

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